広島駅―広電広島駅
(広島電鉄・ひろしま) 2011年5月
駅前広場にわかりやすすぎるくらいわかりやすく広電の乗り場はある。石板を割り砕くような音を立て、警報を鳴らし、しばしば路面は入線してくる。路面に乗っていると、その町で生きている感じがしてくるかもしれない。都市の力を肌で感じられるのが魅力だ。
とくに駅名標などはありません
こういうところを渡るときは気を付けましょう。うっかりしてると本当に轢かれます。
路盤はその音の通り、敷石は割り砕けていた。戦前のものかと思しきそれは、必然被災車輛を想起させた。実験としての投下された事実を、我々は共有して力をため込まなくてはならない。そのようなさまざまな事実を忌避するほど、柔弱でありたくはない。そして、当たり前のように復興していることに先人へのねぎらいと誇りを心に僕は抱く。
これは戦前のものかな。
原爆ドーム、宮島口などと表記があり、わかりやすいですね
楽しそう
ホームはすごく低く、高さは縁石ぐらいしかない。ついつい面白がって線路内を渡りたくなるが、そのときは厳重に注意を払うべきである。入線も多いし、うっかりしているとたいへんなことになるだろう。これで事故が起こっていないようなのだから、地の人はちゃんと気を付けていると見える。