多気駅
思わず眺め入ってしまう風景が4番線から見渡せる。
3・4番線ホームにて。左が4番線。
薄緑の待合室のある3・4番線ホーム。
名所案内板。佐奈駅で案内されていた名所2か所がここでも案内されている。
跨線橋への階段付近から3・4番線ホームを見て。
跨線橋の階段。案内板では「陸橋」となっていた。
片面だけが使用可能なホーム。
脇にあった安全の塔。
まだ白線の残る詰所の脇。
跨線橋内。暗い緑色の床は松阪駅や阿漕駅と同じだ。
2番線から松阪方面を見て。3番線に停車中の列車は新宮行き。
右脇が詰所。詰所より先は、かさ上げがされていない。
振り返って、2番線から鳥羽方面を望む。
跨線橋をくぐって、2番線から松阪方面を望む。
上の写真左手のようす。1番線と駅舎。
1・2番線ホームから跨線橋を見て。階段もこちら側には伸びていない。
左手は40系、右手は11系。
跨線橋を下りて駅舎内へ。右手からは直接1番線が見える。
出札・改札口のようす。1人の駅員が両方を切り盛りしていた。
右手にあった待合室内のようす。
駅舎出入口付近から出札・改札口方向を見た風景。
窓からは3番線に停車中の新宮行きがよく見えていた。
駅舎への出入り口は簡単なサッシの引き戸だった。
駅舎内にいると、跨線橋から下りてきた一人の外国人が、 キャリーを引きながら改札口まで行き、 駅員にきっぷらしいものを傾けて見せながら、
「公衆電話はどこですか。」
と少し訛った言葉で尋ねているを見かけた。
「出てすぐの所にあります。」
と駅員が少々ぶっきらぼうに言うと、 その人は特に表情を崩すこともなく、キャリーを引きながらゆっくりと外へと出て行った。 服装は私服といえども、かなり落ち着いたもので、 日本語もよくわかるようだったし、 こんな時期にこんなところで外国人が旅行というのも考えられず、 そのときは、何かのビジネスでここに来たのかな、と考えた。 電話は、日本の案内役にでもして、迎えに来てもらうのだろう、と。 しかしこの予想は、大きくはずれてしまった。
駅舎を出ると、出入口の上にしめ縄が飾られてあるのがすぐ目に付いた。 しめ縄は、私の町では門松とともにすっかり姿を消してしまった風物詩であったため、 これを見たときは、まだ受け継がれている地域があるのだなあと知らされた気がした。 以前は自動車もよくしめ縄をつけていて、 走行中にそこから落ちたらしいみかんが道路に転がっていたりしたことがあった。 なお伊勢地方では、しめ縄は年中飾っておくのが習わしだという。
今月1月に飾ったものだろうか。
駅舎入口右脇のようす。
JR東海のおすすめウォーキングの案内図とバス停。
外へ出て。
左手には、歓迎の門の立つ通りが伸びる。
ヤマザキショップ。酒も売っていて、このときは割と品揃えもあった。
接続待ちの買い物にいいかもしれない。
旅館「まねき」。はたして…。
多気駅駅舎。奥の新しい建物はJR東海三重支店伊勢運輸区のもの。
新しさは駅舎と対照的だ。
歓迎の門から線路方向を見て。左に旅館「まねき」。
駅舎と駅前。
外から見た多気駅構内。
駅舎脇の道を進み、伊勢運輸区の建物を過ぎて。
しかしなぜ私はこの人のことばかり考えるのだろう。 それはこのときが旅行者のかなり少ない時期だったからで、 私は同じように旅している人を、知らないうちに探し求めていたからだった。 私はその人の後ろの席に座った。その人はさっき着たセーターを丁寧に脱いでいる。 暖房がよく効いているのだ。 これからずっと先の車窓には、海がちらちらひらめく。 天気もいいからきっとゆっくり眺められるだろうな。 さっきの電話は宿屋へのものだったのかな。 私は紀伊長島や新宮までのきっぷは持っていないから、そんなところまでは行けない。 列車は動き出した。海の風景への私の想いは、そこまでにある深い山並みに消えていった。
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