桂台駅

(釧網本線・かつらだい) 2010年9月

桂台駅その1.
市街方。
 
渡ったら危ないんでしょうね。
かなりの勾配なのがわかる。
 
 
 
曹洞宗 法龍禅寺への橋。たぶん鉄道を通す適に掘割にしたからだろう。
鱒浦方。
 
 
律義な方だ…。
保線の関係で使うことがあるんだろうか。
 
 
 
 
 
その2.
 
待合室内。
 
寒いからね。
 
ホームにて。
北海道の簡易駅らしいデザイン。
で、いつもホームの床が木づくりなのよね…。
 
路盤はいい模様。
 
寺、神社側。
 
和歌山線でしょっちゅう見た古レールを用いた陸橋。
長椅子はあるけど…。
 
北海道では前乗り前降りだ。

 さて、もう気動車は高校生をたくさん乗せている。運転士もゆらゆら揺れながら、網走のほんの短かな近郊をかっこよく走っている。本数もこの時間帯だけは詰まっていた。それで次の桂台駅では十数分しかいられない。

 全員定期券の中、私だけ企画切符を見せたら、何か怪訝だ。あたりは土の掘割で、強引に簡易駅を作ったところ。往来のせわしない道路上にしつらえた待合所もメルヘンで、下り坂の先に網走市街と海が見て取れた。坂を登っていくと、いわゆる山の手の住宅街だろう。駅を過ぎていく徒歩の高校生もおり、みんな駅に来るわけでもなく。

 市街がほど近いので、徒歩で網走観光ならこの駅で降りるのもありかなと思う。近くの山はいわゆる日和見山のようなもののはずだが、桂の丈夫な樹を想わせるような深さで、不思議と同時に、網走の地元スポットに触れたような感慨を持てる駅だった。

 こうして一緒に待った学生らも、もう今となっては三十前。こうして駅で待っていたときのことを、どのくらい思い出すものなのだろうか。